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製作者プロフィール

 羽 倉 梁 山 (ハグラ リョウザン)
 
 1960年 広島市生まれ
 1981年 西田仙秋(現在の三代目露秋)
       に弟子入り
 1989年 独立
緑・光・静けさ…
恵みの中で生み出される
優美精巧なる尺八の音鳴
尺八製作について(理念・姿勢)

尺八に対する価値観は人それぞれですが、私が尺八を製作する際に最も心掛けているのは、「強く鋭い息を吹き込んでもストレス無く鳴る様にする」 「外観を綺麗に丁寧に仕上げる」 という事です。

鳴りを良くする為には、地を削ったり足したりして内径を調整するのですが、この内径を調整して鳴りを良くする作業こそ、尺八製作において最も重要で最も神経を使う工程です。勘所では、僅かコンマ数ミリ違っただけで鳴りが変わってきます。
最も製作者の技術が試される工程でもあります。
楽器としての尺八には鳴りの他に、音色、音程といった要素がありますが、音色は竹自体の性質、地の材料、尺八を鳴らした時間など、製管技術以外の要素が多分に影響します。
音程に関しては、同じ尺八でも吹く人によって微妙に音程が違うという事もあり、尺八全体の長さ、手孔の位置や大きさをどうするかというのは悩む所ではありますが、音程を調整する事自体はさほど難しい技術ではありません。

尺八には楽器としての要素と、もう一つは工芸品としての要素があります。
竹自体の姿、形はどうする事もできませんが、竹をいかにセンス良く、綺麗に丁寧に尺八に作り上げるかという事も製作者の技術の見せ所です。
雑な仕上げをしておいて、鳴りの良さ、楽器としての性能の良さをアピールしている製管師の方もいらっしゃいますが、前述の様に、内径の調整は非常にデリケートな作業です。外観もろくに綺麗に作る事ができない技術で、内径の調整が満足にできるとは思えません。
外観をどれ位綺麗に丁寧に作ってあるかというのは、その製作者の技術や尺八製作に対する姿勢を推し測る一つの目安になると思います。

以上私の尺八製作についての考えを書きましたが、当然の事ながら実際に手にして吹いてみない事には尺八の真価はわかりません。
当工房では、一週間程度ならお手元に置いて試奏して頂いて、お気に召さない場合にはご遠慮無く送り返して頂いて結構です。
尺八の購入をお考えの方で、鳴りの良い綺麗な仕上がりの尺八をお探しの方、梁山銘尺八を候補の一つに加えて頂ければ幸いです。